iPhoneの18の約束

母親が息子に教える「iPhoneの18の約束」大人でもいちいち納得の中身J-CAST


(18)約束を守れなかったら没収します。もう1度話し合い、はじめからやり直しましょう。あなたと私は常に学んでいるチームメイトです。一緒に答えを出していきましょう。
そうなんだよなぁ。テクノロジーの世界は年功序列ではない。親が子供だったころに影も形もなかったものを今の子供は使っている。だから一緒に学んでいかなきゃいけないのだけれど、つい「取り上げれば済む」というような安易なほうに行ってしまうのが悲しい所。
デジタルネイティブが世界を変える
そういえば『デジタルネイティブが世界を変える』に書かれていた、著者自身の体験談を思い出した。子供がパソコンで火星か何かのリアルタイム映像を見ていて、親である著者はその科学技術に驚愕した。しかし子供は親に向かってこう言った。「火星ってすごいよね」。デジタルネイティブにとってテクノロジーは空気のようなもので、目に映っているのはもっとその先にあるものだ。これから子供がスマホを持ちたがったとしても、それはスマホが欲しいからではなく、その先にあるものが欲しいということだろう。大人と子供では、焦点を合わせる場所が違うのだ。
このことはしばしば喧嘩の原因ともなるが、同時にとても大切なことだと思う。子供は道具をうまく使うが、道具の存在が意識に上ってこないために、逆に道具に使われてしまうことにもなる。一方、大人はその危険性に気付くことができる。大人と子供で互いを補い合っている。理想的な協力関係ではないか。
道具を使い、道具に使われないために、親子は共闘することができる。科学技術そのものには善も悪もない。新しい価値の登場によって、関係を破壊する方向にも、より絆を深める方向にも進むだろうが、、意識していれば後者の道を選べるはずだ。