雲の持ち主

人工降雨Wikipedia
雲を刺激して、好きなタイミングで雨を降らせること。
近い将来、世界的な水不足に陥るだろうと国連が予測していて(『ヨルムンガンド』でもそういう話があったな)、そうなったときに使えるかもということで文科省が研究を立ち上げたりもしていたみたいだけど、今はどうなってるんだろうか。
もし本当に雲を水資源として利用するようになったら、絶対に雲の取り合いで国際紛争が起こるんだろうな、と思う。所有者天国と言える現代日本において、誰の所有物でもないものはもはや野生生物とゴミと雲ぐらいなものだけど、その雲に関してもそのうち国が俺のもんだから勝手に触れるなと言い出すのかもしれない。アメリカにはすでに「気象調整」を請け負う会社があるらしくて、さすがアメリカという感じ。勝手に月の土地を売ったりするだけある。
ひとつの国の中でも、どの地域に雨を降らすかで内紛が起きたりするだろう。そんなことにならないよう、例えば海水を飲水に変える方法とかのほうが優先順位は高いんじゃないかという気がするけど、それも海のない国には意味がないか。日本の場合、大気の流れるルートからして中国の影響が大きいはず。あちらの環境問題が飲水にダイレクトに効いてくるというのは何とも嬉しくない話だ。